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音を楽しむ。


気付けば冷たい空気に風景が澄むようになってきた。

夕景が一番美しく見える季節。もう11月だ。

 

この季節になってくると、講師も忙しい。アンサンブルコンテストの時期だからね。

色んな学校のサックスパートにお邪魔するのだけれど、やっぱりそれぞれ音色のカラーがあって面白いな、と毎年思う。

選曲からお願いされたところには、なるべくパートのキャラとか空気感に合うように…と思いながら選んだりしています。これが一番楽しかったり。

 

この時期一番言ってるのは、やっぱり拍子感のことのような気がする。いや、いつもかも知れないけど。

テンポと拍子、大事だよ。4拍子なら、1・2・3・4、1・2・3・4…

これをちゃんと感じれているかどうかがまず第一歩。

他にも色々あるのだけれど、あとは...その曲をすごく好きになってくれればと思う。この場面がとても好き..、とかあれば、そのためにどう展開するかとか、気持ちの入り方とか。色々考えられるよね。

最初のアンコンまであと少し。アンサンブルは楽しいよ。

 

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TwitterInstagramでも書いているのだけれど、部活引退&受験のため先日で最後の個人レッスンだった生徒さんから、プレゼントを頂きました。

お菓子とお手紙、そして青い花のハーバリウム。まさか何か貰えるなんて思ってなかったので、本当にびっくりした。

ハーバリウムとかドライフラワーとか、そういう『透明感と儚さ』のある物はとても好きなので…すごく嬉しかったです。

 

その子は私が部活のサックスパートレッスンなど指導のお仕事を初めた頃の初期の生徒さんで、高校に入ってご依頼があり個人レッスンへ。

指導を始めた当初は学校だけでしか見てなかったけど、彼女のストイックさもありソロコンテストで本選まで出場したりと、とても素晴らしい結果を残してくれました。色々試行錯誤していた私にも、とてもたくさんの学びがありました。

 

 

私は『金賞を取れる演奏』ではなく、『美しい音楽の作り方』や『音楽の楽しみ方』を、敏感な感性の年代の生徒さんに伝えれたらと思い、そういうスタンスでレッスンしています。それが少しでも伝わっていれば嬉しい。

 

「このフレーズは暗いのか、明るいのか」...そこから色んな広がりがあって、人間の七色の感情に音の並びがリンクすれば、視界も豊かになるんじゃないかな。楽器は自分の感情の媒体だと思っていて。きっと素直になれるよ。

 

 

パートレッスンや個人レッスンとか、生徒さんの指導から自分が学ぶ事もたくさんある。まだまだレッスンのあとに「もっとこう伝えるべきだったかもしれん…」とか思ったりする事もあるけど、それを糧により良いレッスンができるようにしたいな、と思う。

 

教えてる生徒さんが、サックスを通して音楽をもっと好きになって、大人になっても「また音楽やりたいな」とか思ってくれれば、私はそれほど嬉しいことはないのです。

 

今週末もアンサンブルコンテストの指導。

良い音楽の作り方が伝えられるように、私もがんばります。

 

それでは。

 

 

 

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埼玉県・東京都を中心とした関東圏と、地元石川県にて中学校・高校の吹奏楽部サックスパートレッスン、中高生向け個人レッスンをしています。

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